物忘れ(認知症外来)はじめました
2022.01.13
「もの忘れ」と「認知症」の違いは、ひとつの出来事をまるごと忘れてしまうのが「認知症」です。
もの忘れは夕食に何を食べたかをすぐに思い出せないのですが、認知症は食べた事すべてを忘れてしまうため、食事はまだ?と聞いたりしてしまいます。
日本における65歳以上の6人に1人程度が認知症有病者と言われております。認知症はさまざまな原因により脳細胞が死んだり働きが悪くなって記憶・判断力の障害が起こり、生活に支障をきたす病気です。
単なる加齢によるもの忘れとは違います。
まずはもの忘れが多くなった、好きなことに興味を示さなくなったなどの初期症状にご本人やご家族が気づき、専門的な診察、画像検査などを行いどんな病気なのかを把握して適切に対応することが大切です。
認知症治療は早いほど病気の進行を遅らせることができ、患者様とご家族の不安や混乱等を解消して今後の生活の備えになります。
また介護保険など必要なケアや福祉サービス等のアドバイスを行います。
もの忘れ外来は毎週水曜日午前・午後行っております。
お一人での受診も大丈夫ですが、家族や周囲の方々にご本人の様子についてお伺いいたしますので、出来る限り付き添いの方との来院が望ましいです。